アサガオのつるが、上に向かってのびる。支えの長さがたりなくて、隣にいるトクサにむけて、背を伸ばす。
まだ、のびそうだ。
足元には、花ひとつ。そして、次のつぼみの用意。
あさがおのつるは、じぶんだけでも伸びることはできる。けれど、空へ向けて伸びるには、つるの強さが足りない。支えになるものに巻き付きながら、上に伸びる。空を目指す。
ひとりだけで、上にのびようとしても、いずれ重みで地面に落ちる。地面に落ちて、くるくると横に広がるあさがおもかわいらしい。
けれど、空に向けて咲いてみたいなら、支えを得る必要がある。
1株だけでのびるのではなく、数株まとまってのびていくと、1株でのびるより強く空を目指せる。
のびたい方向にむく支えがあれば、その支えに寄り添う必要がある。
*
夢を自分だけで何とかしようとしたら、ぐだぐだととろけて、夢の形が消えていくかもしれない。
だから、時々。夢に向かう誰かに憧れたり、似た夢に向かう人とはなしたりして、夢の向きを自覚する。じぶんがあこがれるものに向かう人と寄り集まってみる。夢と同じ向きにある支えには、助けてもらえばいい。そうすることで、気づけば上に伸びていける。
のびる。
その意思は、自分の内にある力だ。
内側からのびる力が強い分、伸びる向きと支えのありかを確認しておかないと、すぐ地面でとぐろを巻くことになる。
その力の向きをひとりで支え続けるのも、尊いとおもう。でも、誰かと進んでみるのも、また尊い。
最近、めざしたい姿について、改めて考えてみてる。
これから、どうなっていきたいのか。
どんな感覚の中で過ごしたいのか。
そして、
どんな自分でありたいのか。
かんがえていて、うにょうにょと。自分の形が崩れているように感じてる。どうも、わたしは夢を目標に持つのが苦手だ。考えると、すぐ自分の形がとろけていく。
上にのびるには、上へ向かうものをみつける目と寄り添うこころが必要みたい。
ぱらっとほどけたあさがおの花を見て、そんなこと思っていた今日。
これで、ようやく。じぶんごとにも戻って行けそうです。
***
自然体のじぶんをどう生きる? 「今」の流れをつかむには??
そのヒントにできそうな内容を月2~3回、レター配信しています
※個人セッションやプログラムの先行案内もレターから
◆ ニュースレターを購読する
感覚を開き、より自然に生きるじぶんになるセッション
>>田村洋子の【セッションを予約】する