「ハンノンレ!」は、なにかのあいさつの言葉。日本語ではないのは確かだろうけれど、何語かわからないまま頭の中にこびりついてた。
ハンノンレ!
何かのきっかけで、思い出したり。忘れたり。
今日、やっとハンノンレ! の正体を知った。
エルフ語(シンダール語)だった。「指輪物語」という長編ファンタジー小説の中に出てきた言葉で、作者のトールキンが創り出したもの。
「ハンノンレ」は『ありがとう(Thank you)』という意味でした。言葉の訳がわかったら、なんとも、言えずたのしくなれる。
おりよく、そろそろ月末。今月の「ありがとう」を数え出す日。
今月は「感謝」「ありがとう」のほかに「ハンノンレ」もつぶやいて、数えてみようか。
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「ありがとう」を数えれば数え出すほど、気もちがほわっと軽くあたたかくなる。
気持ちが軽くあったかくなるのは、「自分も結構、がんばれてたね」と振り返ることができるから。「こんなわたしを大事に思ってくれた人がいた」と気づくきっかけにもなる。
そのあたたかな気持ちは、次もまたがんばっていくわたしを支えてくれる力になる。
「ありがとう」のもつ力・効能
「ありがとう」と感謝の気持ちを数えることで、自分にもやさしくできるようになる。応援されてることに気づくことができて、ひとりじゃないよと思えるようになる(孤独感がやわらぐ)。あったかな感覚を通して愛を感じられるようになる。
「ありがとう」は運氣をあげる言葉だともいわれているから……いいこと尽くし!
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6月のカレンダーもあす1日でおわり、7月になる。
今年が半分終わる、のこりは半分になる。
6月30日(みそか)は、夏越の祓という厄おとしの日。厄を落として、この夏から先も健康でいられますようにと願う日。
だから、あしたは厄を落としに近くの神社まで歩きに行ってみる。そして、今月分のありがとうを届けてくる。
季節のおいしいものをたくさん食べた6月だったな。プレゼントしてもらったり、おすそわけをしたりされたり。笑顔を見ることできたよ、ありがとう。うれしかった。
初めましてさんに会えたことも、うれしかったな。ありがとう。
友人や知人たちと久しぶりに直接あえたことも、うれしかった。ありがとう。
いつも、ありがとう。今月もありがとう。
ハンノンレ(ありがとう)をつぶやいたら、エルフに伝わるかな。エルフは自然の恵みをつかさどる精霊らしいから、自然の恵みへの感謝が伝わるのかも。
でも日本にはエルフは居なさそう。いるとしたら、もののけさん達かな、また山に行こうかな。
……などなど。考えながら、夜を見あげた。
薄い雲ににじむ半月は、まんまる。ひとあし、お先に満月をむかえていた。
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