「今、本当に望んでいることは何か」
この問いかけを、最近、特にくりかえして目撃するようになった。
「今、本当に望んでいることは何か」 と聞かれても、今のわたしは答えに詰まる。
……という話を書いたそのあとで、開いた本でもまた、同じ問いが目の前にやってきた。
もし、あなたが何かに迷ったら、次のように自分に問いかけてください。
ドミニック・ローホー著,-赤松梨恵訳.小さいものと豊かに暮らす. p.164
「それは本当にあなたの望みなの」「本当のあなたはどうしたいの」と。
読んでいた本は、ドミニック・ローホーさんの著作(赤松梨恵さん訳)「小さいものと豊かに暮らす」。
この本は、暮らし方についての本で、心理学に関する本ではない。それなのに、この問いをまた目にするとは。
言葉を変えて似た内容の問いを、何度も目にするのは、 シンクロニシティ(意味のある偶然の一致) があるということ。
なぜ、シンクロニシティが起きるか。
それは、じぶんのこころの奥底(潜在意識の中)が、意識の表面にいるじぶんに伝えたいことがあるから。 こころの奥底があたま(思考)へむけてメッセージを送っている。
意識の表面も、こころの奥底も。どちらも、じぶん。
考え、動いているじぶんとこころの奥底のじぶんとが、話し合うきっかけをつくるのがシンクロニシティ。
意味のある偶然の一致が起きた。と感じるならば、意識の表面がこころの奥底からの声を感じ取ったという意味。
「本当に望んでいることは?」
この問いについて、意味のある偶然の一致が起きたのならば、今のわたしは自分の「望み」を見直す時に来ているということだ。
考え、動いているわたしの知る「望み」は、こころの奥底にしまいこんでしまった望みと違う方向を向きそうなのかもしれない。もういちど、確認してほしい。
こころの奥底にしまいこんだ望みを、意識の表に出してほしい。
……そのように、潜在意識が訴えている。
意識の表面にでているわたしが、望みをわかっていないよ。と教えてくれているのだ。
「望み」は、もっと自分にとってのシンプルなもの。
うれしかったり、おもしろかったり。
「快」の感情をこころにひろげるもの。
やりたいことを、やろう。とする。
好きなものを、好きだ。という。
やりたくないなら、やらない。
ただ、それだけ。単純な思い、それだけでいい。
でも、そこに。欲がからんで、自分自身にとっての「快」があやふやになってくる。
本当に考えておきたいポイントからはずれてしまう。
ポイントがはずれてしまって、ますます、迷う。迷子になる。
さて。
わたしの望みは何でしょう??
あらためて、じぶんに問いかける。
本当に、わたしがやりたいことは?
いま、やりたいのにできていないことはなんだろう?
周りがダメと言いそうで怖くでできないこと。
ほかにも上手な人がいるでしょう、とやりたいのに手を付けないこと。
じぶんのこころにしっくりとなじむ問いかけを工夫しながら、
じぶんの感情の動きを観察しながら。
自分の「望み」を、表にいる意識あるわたしに伝えよう。
「望み」がこころの奥底から出てきたとき、望みは現実に一歩ちかづく。