朝には、朝に出てくる気持ちがあって。夜には、夜の気持ちがある。
表に出てきやすい気持ちは、時間帯によって違っていて、一日をとおして気持ちは揺れ動いていることの方が多い。
朝、昼、夜と。自分が何を思っていたか。
なかなか、人は覚えていない。
だから、手帳やノートにこそこそとメモを取る。
朝に感じたこと、昼に思ったこと、夜に考えたこと。自分が何を思い、どんな気持ちを持っているか。じぶんの気持ちの向かうベクトル(向き)を観察してみると、おもしろい。
そして、自分のペースをつかむ。
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夜の気持ちは、内側へ向くことが多い。それは、外が暗いからか。人が起きている気配が減ってくるからか。うっかりとネガティブな重い感覚が居座りやすくなるのも、夜が多い。
夜も更けて、だんだんと眠たくなって。なんとか目を開かねばと、くわーっとなっているとき。ネガティブに重くなりかけている思いのたけを、ノートなどにがりがり書き出す。
夜更けて出てきたことばの芯には「言いづらいけれど、言ってしまった」ものを含む(ことが多い)。どこか熱っぽくて、不思議な言葉。翌朝見ると、恥ずかしいものがある。それでも、そこには表に出しづらかった、自分にとっての真実を含む言葉がちらほら見える。
酔っぱらってたり、ねむる直前のことばも、またおもしろい。思考がとまって、言いづらかった(表に出づらかった)こころがにじみ出る。
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朝の気持ちは、ぼんやりからすっきりへと動く。
「ぼんやり」は、頭の働きがたち上がり、身体とつながるまでの時間。夜と朝の隙間の時間。この時間は、在り方をじぶんの身体にしみこませるのに最適。自分にとっての「最高な状態」「夢がかなった状態」「しあわせな感覚」などを、思い浮かべる。思い浮かべながら、身体を目覚めさせていくと、身体の中に感覚がしみとおる。
自分の持っている夢、ライフワークのイメージを、身体にしみこませるならば。朝が最適。スマホの待ち受けにイメージ画像をいれておいて、起きてすぐに目にするとか。いくつか単語だけを書いてるメモを、ぱっと目にするとか。
「すっきり」は、頭が動き始めた時間。睡眠をとって、すっきりと整理された頭は雑味がない。すうっと、未来の明るさを信じられる時間。新しく作りたいものことも、するすると大枠が出てくる。
身体が起きていることを、手のひらでなぞって確認するのもいい。身体がうごけば、ものことも動く。ずんずん、新しい世界が見えてくる。
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思考をまじえながら、作り上げていくのは昼の時間。手を動かしやすくなるのも、昼のように思う(夜も手は動くけれど、どこか熱に浮かされたような不安定さを持つ)。
さておき。
どの時間帯に、どういうことを想うのか。
前向きに未来を視たい時は、どの時間帯が得意そうか。
心の奥底を見たい時は、どの時間帯に、どんなやりかたがよさそうか。
身体のようすと、こころの感覚と、時間帯。
その組み合わせを利用して、より過ごしやすく。より自分らしく、ある。よりじぶんを極める。
/*季節のおまもりの言葉も、最終チェックは昼のわたし。夜のことばと昼のことばを重ね、夏のお守りになりますようにと願いを込めて書き上げている。そして届ける。
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