春が来てあったかくなってくると、冬の間にきゅっと寒さでこわばった身体がほどけ始まる。
こわばった身体がほどけてきても、身体が固いのはかわらず。
ストレッチをして多少は、ましになったといっても、やっぱり身体は固いまま。
身体、固いからって、何もしなければ、身体は固いままだからなんとかしたい。
だったら、何か、はじめてみようか。
そう思って始めたのがヨガレッスンだった。
はじめて受けたヨガレッスンの先生は、すごくしなやかな身体の方で。人体模型を使ってポーズを作っているみたいに、不思議なくらい身体が動く。
「大丈夫です。できますよ、頑張ってください」と励ましてはくれたけど、その先生と同じようにはできなかった。似たポーズをとるのすら、わたしには難しかった。
家に戻って練習しても、先生のようにヨガポーズもとれず。しなやか身体にも近づけず。励ましてくれる先生の目を気にして、申し訳なくなってきて。うまくできない自分を見せたくなくて、結局、ヨガレッスンに行かなくなった。
はじめから格好つけずに、身体もかたいまんまで、それでよし!と自分が思ってレッスンに参加するなら、続けていられたかな。
完璧に、こうせねば!と思わず、その日にできることを頑張ってれば、まだ続けていられたかな。
こうして、続くことのなかったヨガのレッスンだけれども、ひとつだけ、わたしの習慣に残ったものがある。
それが、呼吸法。
呼吸は、自分の意識で制御しようと試みることのできる無意識の一角らしい。
ラジオ体操やら、仏教やら、スピリチュアルやら、健康法やら、瞑想やら。いろんな場面で呼吸法について知り、実践してきたけれども。ヨガのレッスンで知った呼吸法もおもしろかった。
どの呼吸法を試すとしても。呼吸することは、身体をきっかけに、心とつながること。自分から意識して、無意識とつながろうとする動きが呼吸。
それを実感して面白くなったおかげで、今もまだ。歯磨きをするみたいに呼吸法の実践を続けている。
呼吸法は、身体から、心とつながる時間。呼吸を通して、身体と心とが重なる。
身体と心と自分とで、対話の時間をもてるようになったなら、自分の思考と直感とをもっと細やかに感じ取りやすくなる。
呼吸を意識しながら身体の内にある動きをとらえてみると、ええ感じに今とこれからをつくってゆける。
わたしの個人セッションでは、話をしていただいているときに感じる気配をとおして、あなた自身があなたの心とつながることをサポートしてます。
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