季節にあわせて種をまき作物を育てる農業を、うまくいかせるためのツールだったのかもしれない暦だけれど、今の時代でも大活躍。暦をつくった人たちや暦をすごいなとおもうのは、目には見えない「時間、季節」といった感覚を日常に取り入れやすい形にしてくれたところ。
カレンダーは毎日をはかるだけでなく、夏至冬至春分秋分、二十四節季も七十二候もある。それに加えて、月の満ち欠けをとおして空を見上げ、今の自分が意識して過ごす仕組みになっているのが暦。
せっかくある、暦。現代で意識するには忙し過ぎるのかもしれなのだけれども、足をちょっとだけ止めて。暦を感じて、季節のリズムを自分の身体で思い出す。
季節のリズムを意識して過ごすと、自分自身のリズムと宇宙のリズムが重なりやすくなる。自分のエネルギーのかけ時やふんばり時を、意識してつかいやすくなる。
だから、暦も意識して過ごしてみようか。
暦をつかうと流れにのりやすくなる
さて。そして今。春の土用に入ってる。土用は、その季節を終える直前の18日間。次の季節へうつるための準備運動しているとき。
この、春の土用が終われば、夏になる。
季節の準備運動するときに意識しておきたいのは、春を終えるってこと。ここまでの、何を終えるかを自覚すること。そして、次の夏を迎える用意をするってこと。未来に何を迎えるのか、今時点ではわからないけれど、迎えるための場を作ること。
なので土用には、終えること。空きをつくることを意識する。
捨てる/手放す、排出や浄化を意識する。
この春、何をはじめた？ 何を終えた？
これまで続けて来たモノコトを、この先どうしようか。
土用の期間を利用して、ちょっと立ち止まってみつめる。そして、自分の内に「空き」をつくって、次の季節を迎える用意を！
除、を意識する土用（わたしの場合）
土用は次の季節の準備運動の時期だから、ここまでの季節「春」を思い起こし、次の「夏」へ何を持っていくのか。選んでいく時期。だから、除を意識する土用。
わたしも土用入りした昨日から空きをつくりはじめた。
取り組んでるのは、こんなこと……
・身体の中をあける
・新たにはじめない
・部屋の中、片付ける
身体の中をあける
身体も空きが必要。
心の（というか、思考の）空きをつくるには、脳の中の思考を減らすといったことが思い浮かぶけど、肉体としての身体にとって、どうすることが「空き」につながる？
そう思うとき。腸は第二の脳だといわれてるから、まずは腸を整えることからかなと思ってる。
だから、土用には少食、腸活にいそしむ。
腸がきれいになってゆけば、身体もすっきりしてくる。身体の感覚が軽くなる。
そして、水分多め。どれくらい排出するかを意識する。摂るときには、質のよい水分を選ぶ。飲んで気持ちよくいられる水を飲む。
（食べものには、日常で心くばっているかもしれないけれど、水まで意識してないかもしれないから。土用は「水」を意識してる）
新たにはじめない
新しいことは、毎日やってくる。意外と、はじめる機会は多い。
けれど、はじめない。増やさない。
今やってることに注力する。
もしくは減らす。（どう減らす？）
今、やっていることをどうするか。考えるために、足をちょっと止める時間を持つ。
部屋の中、片付ける
空きを作るなら、空間や環境の整理もだいじ。
日常を過ごしている机のまわり、日常の自分の触れてくる服や本…どないする？
…などなど。自分の周りの空間や環境を片付ける。そして空きを作る。
空きを作るってだいじ
空きを作るって、これまでを見直して未来を呼び込むための動作。
わくわくしながら空きをつくる。
なにをする？ 何をやめる？
で、そこに何がやってくる？？
たのしみにして
空きを生む
空きができると、うまくいく。それは、ゆとりができるから、息がしやすい。力みが取れて自分のエネルギーをするっとのせやすくなる。
だから、流れにのって、うまくいきやすくなるんだな。
そうおもったら、暦を意識して過ごすのは、ちょっとおもしろそうでしょう？
やってみて。どう？
取り組んでみてどうだったのか。また教えてください。
それでは、またね
田村洋子でした。
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