桜の咲く季節だったり、正月や立春みたいな年の区切りをきっかけに「変えよう、変わろう」と思い浮かぶことは多い。
変えよう、変わろう。
変えたい、変わりたい。
そう思ったときに、自分の意識は何を見てる?
変わった後、その先にいる「未来の自分」をみている?
それとも、まだ変わっていない「今」をみてる?
変えたい、変わりたい。ってときは、変わった後の自分がどんな風に過ごしているのか。過ごしていそうか。そっちへ意識を向けると決めて、毎日の方は淡々と。でも心地よさを求めて、まずは過ごしてみるって決めておくと、エネルギーもくるんと巡りやすい。
……じつは、これ。わたし自身の今回の反省。ほぼ半年かかって気づいたこと。
きっかけは、自身の体調不良。ちょっと体調を崩したら、調子よく過ごしてたときの感覚が手元から消えた(ような気がした)。
調子よく過ごしてた時の感覚を取り戻したくて、焦る。焦るから、落ち着こうとして必要以上に行動する。
「この行動をしたら、きっと。調子は良くなるはず」と思って行動し続けたんだけれども、なんだかすごく逆効果な時が増えていく。
どうやら、わたし。自分の意識の方では「調子がよくないままじゃダメだ」「もっとがんばらなきゃ」と言い続けていたみたい。「変わりたい」気持ちの奥に、このままの自分をダメだと責めてる気持ちがセットでひっついていた。
夢のその先にある時間にうきうきしてる時間よりも、自分にダメ出ししてる時間が長くなってしまってたんだなあ。
そのことに気がついてからは、身体の感覚を取り戻すことだけに集中し、瞑想したりストレッチしたり、断食したり食事を見直したり……。
身体の感覚を取り戻したら、心の揺れをキャッチするセンサーも戻って来た。そこからは、淡々と。自分の内の声を聞きながら、小さく変えていく。
*
よくなりたい。変わりたい。
その気持ちが強すぎて、「今」を変えられていない自分にばかりへ意識がむくと、今の自分にダメだししがち。
自分を責めるときのエネルギーって、すごく重い。しかも過去の記憶にある罪悪感を刺激するからか傷が増えて痛い。その重さと痛みで、未来と今をつないでた軽いエネルギーの糸をぶつっと切ってしまう。
未来への意図が切れるから、「今」の重みがどんどんと膨らむ。
焦れば焦るほど、重みは膨らんでなかなか浮き上がれなくなっていく。
だから、変えたい。変わりたい。ってときに、何を日常的に思い出すのか。それをちょっと意識しておきたい。
夢がかなって、その先にうきうきと過ごしている自分だったら、「今」をどう過ごしていそうか。
軽い気分、心地よさ。そんな方向へ意識を向けてる時間を長く持てるように心がける。
そうはいっても、重い気分も湧いて来るよ。
それはそれで、大丈夫。
重い気分になったなと気づけば、その重さから離れればいい。離れてから、考えてゆけばいい。
重さのある気分が湧きやすかったり、ちょっとした気分が勢いよく流れるからのりこなすのに繊細さ必要だったり。そんな人は、自分の癖を知って乗りこなす練習を繰り返す。
(わたしも、こっち側。勢いがつきすぎて、たまにコケる)
練習を繰り返していけば、きっと。そのままの自分でしょうがないねと、気分の流れもええようにつかめるようになる。
重い気分に落ちたときも、「軽い気分へ切り替えるならば、どんなことを想像してやろう?」「軽い気分の自分は、どんな風に過ごしてるかな」を思い出す。
重い気分に落ちた自分を、ただ観察する。責めない。
自然体に戻れる術をいくつか、みつけておく。
気分転換するために、ストレッチしたり散歩したり、身体を動かす。お気に入りにまみれる時間を持つ。などなど、身体の感覚とおして、自分にとってのフラットな状態を思い出す。
半年、長かった。ようやく軽さが手元に戻り始めた。次はきっと、慌てない。
(自分が抵抗なく思い描ける範囲の)夢がかなった先の未来へ意識を向けると決めて。
変わった後の自分がどんな風に過ごしているのか。過ごしていそうか。思い浮かべて毎日を淡々と。
でも心地よさを求めて、まずは過ごしてみる。
そうやって、今のエネルギーを動かしながらこれからをまたごきげんにする。
変えたい。変わろう。と思ったときほど、軽い気分を!
それでは、またね
洋子でした
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