がんばりたい気持ちが出て来てて、すごく頑張っているうちに「なんか違う」気がし始めて。でもやりたい気持ちがぎゅうっとあふれそうになっているとき。
やりたい気持ちはあるのに「やらなきゃ」と思うばかりで、はじめる気力が戻らないし動けないってとき。
今は、そんな時間が自分に来てるだけだから。慌てない、焦らない。
気持が空回りして感じられるときは、身体にもこころにも余分の力がはいりすぎてて、本来もっているはずのエネルギーをええ感じに動かしづらくなってるだけだから。まず、落ち着く。
……そうはいっても、慌てるし。落ち着けない、そわそわが出て来るものだから。それはそれで、仕方ない。
動けないってときは、動かない。開き直る。
開き直るのが難しいなら、いったん「自然」にまかせてみようか。
気持ちがいいな。きれいだな。と思える景色を思い浮かべて、その景色の中にいる自分を想像しながら、深呼吸する。呼吸をとおして余分な力の入っている自分の身体をゆるめていって、自然体の自分を取り戻す。
実際に自然のなかに出かけていくのもいいと思う。すごく広い自然でなくても、街の中にあるちょっとした自然でいい。
ちょうどイチョウがあざやかに黄色。黄色の葉っぱを追いかけて、遠回りしてみる。自分の意識を外ともやりとりしていく。
古代ギリシアの哲学者、医学の祖であるヒポクラテスさんはいいました。
「人は自然から遠ざかるほど病気になる」と。
自然に近づくほど調子も整いやすくなり、自分ってたましいを生きていきやすくなる。「じぶん」ってたましいを生きられている状態が、自然体の自分ってこと。自然のようすに近いほど「病気」でない状態=ゼロからプラスの軽さを持つ、ころころと巡る宇宙のリズムに沿ってゆける。
だから街の中でも“自然”にふれる。折に触れて、自然界を思い出す。
(自然体のじぶんに戻りますように)
頑張り屋さんほど、自然のなかにいるじぶんを忘れがちになる。自分自身の内側にあるエネルギーだけをみつめて、外の世界と自分との間でやりとりしているエネルギーの流れを閉ざしてしまう。
そうして閉じていくからエネルギーが固まってきて重みを増し、動くのに余分な力がいるようになる。動けなくなる。
まずはエネルギーを軽くする。自然とじぶんとの間にもエネルギーが巡っていることを思い出す。ヒトである自分自身の内だけにエネルギーをとどめておかない。
深呼吸しよう。自然界の何かに触れて、感じて。
自然に生きてた、余分の力抜けてる自分を取り戻す。
余分な力を抜くだけで動くゆとりが戻ってくる。
ゆとりを戻したところから、また。改めて。感じながらじぶんをいきていく。
*
個人セッションと占いとを終えたお客さまたちをお見送りの後、木のにおいがしたからまわり道をした。
たどり着いたのは神社の境内。街のなかで土が残っているからか、おひさまに温められた土の匂いがした。
土の上に立って深呼吸した。落ち葉や 風に揺れる葉のかげや ちらちら届く日の光の下で、ゆっくりと呼吸した。
自然界の気配、温度。香りや色を感じようとしてみようか。
(目を閉じて世界を探りながら、ゆったり深くを意識しながら呼吸する)
街のなか、人の動いていく世界の中で知らず緊張していた自分がほどけていく。
ただひとりのヒトという生きものである自分を思い出す。
身体にも余分に力が入っているようだから、まずはくるんとまるくなる。一度、全部を緩めてから大きく空に向かって伸びをする。とんとんと、その場で軽くジャンプして身体の力を抜いてみる。
はあ、気持ちよかった。
気持ちがいいなと感じたってことは、自分の感じる力が戻ってきてるってこと。足取りも軽くなり、駅へと向かった。
余分な力が抜けたら、やれることも見えてくる。やりたい気持ちも戻ってくる。
必要なものは自然にできるようになる。
「やらなきゃ」と決意したのに動けないってときには、まず、落ち着く。深呼吸する。
その助けを自然界がしてくれる。
自然界に近づいてみようか。頑張り過ぎず頑張れる、夢中の温度を取り戻す。
(軽い心地でいられますように)
それでは、またね
田村洋子でした
***
自然体のじぶんをどう生きる? 「今」の流れをつかむには??
そのヒントにできそうな内容を月2~3回、レター配信しています
※個人セッションやプログラムの先行案内もレターから
◆ ニュースレターを購読する
感覚を開き、より自然に生きるじぶんになるセッション
>>田村洋子の【セッションを予約】する