夏がはじまり冷房を本格的に使い始まるようになる、その前に、エアコンを掃除したら気持ちがいいだろうなといつも思う。そして、エアコンの下に椅子を引っ張ってきて、フィルターを外し、かんたんに掃除をして「気持ちいい~」とご機嫌になっている。
でも、それをプロの手におまかせしたなら。あのフィルターの奥に見えている、ぼやんとした暗がりの中にいるほこりや汚れも取り除けるのではないか。自分の手では届かない、その奥まできれいになるかもしれない。
ということで、エアコンの掃除を業者さんにお願いしてみた(なかなか、気分がのらない室外機の掃除もあわせて)。
そうしたら、もう。すごい。
でろでろと、エアコンの中から出て来る黒っぽい液体。
(洗浄用の洗剤を溶かした液に汚れが溶け込んだだけなのだけれど)
毎年、自分で掃除していたのになぜだ。と微妙に神妙な気分になるのだけれど、それでも目に見えてきれいになっていくその様子が、気持ちいい。
「黒っぽい」みたくないものが、エアコンの中から出て来たのを見て。
これだけ、内側から黒っぽいのが出たのだから、もう大丈夫ねと、妙な確信のような、信頼がわいてきた。
うん。これだけ黒っぽいのが出たんだから
もう大丈夫。
気持ちいい風が出て来るだろう。
こうして、我が家のエアコンは、今年も気持ちよい風を吐き出しながら、部屋を涼しくしてくれる(予定)。
たまには、外気温との差が激しくなり、微妙な匂いの風が出てくることがあっても。それでも、またその時に手を入れてやれば、仲良くエアコンと一緒に夏を越せるはずね。
*
そして、今。ふと思い出して「お恨み帳※」を久しぶりに、ぐりぐりと書いてみているわたし。
※お恨み帳=自分の内側にある怒りや思い・考えを、そのままむき出しにして、ぐりぐりと手書きで書きだすためのノート
⇒書き方はこちらを参考に
【保存版】御恨み帳(お恨み帳)の書き方~心の健康を維持するための素敵なノート~(根本裕幸オフィシャルブログ)
今になってまたお恨み帳を書きはじめているのは、個人セッションでお目にかかっている方に、お恨み帳を提案する場面が続いたからだ。
これだけ「お恨み帳」を提案することが続くなら、わたし自身も「お恨み帳」の書き時かもしれないと思えて、自分の心の内をぐりぐりと書き出している。
目の前に見える景色は、自分自身が望んだ景色。
目の前の世界は自分自身で作っている。
全てのことは、自作自演。
これらは全部、「自分の意識の持ちようで、いかようにも世界に意味づけはできる」とでもいった意味を表す言葉だ。
自分では意識してお恨み帳の出番だとは思っていなかったかもしれないけれど、自分ではそうと知らずどろどろ気分をため込んでいたかもしれない。
そして、書いてみたお恨み帳は、ぐりぐり、どろどろ。妬みや無力感・罪悪感、悔しさ、怒り。もう、なんでもあり。
お恨み帳を書きながらお腹が重くなって、吐き出しそうになるくらいに、どす黒い。自分自身では、もう見たくないような感じが、こんなにも溜まっていたかと、自分でうんざりしてみる。それでも、また続いて、ぐりぐり、どろどろ。お恨みを書き続いていく。
いったん気が済んで。お恨み?を書き出したノートを眺めてみたら、ずいぶんとページ数を使って、分厚くぐりぐりと書き出してあった。
自分の内側にあった、真っ黒でどろどろした気持ちが、こんなにも出てきたのか!
お恨みを書き出したノートを、目で見て。
自分のなかのどろどろを、こんなにたくさん、書き出したのか!と実感したこともあり、「もうたぶん、大丈夫」といった気分になった。
そして、仕上げ。
ばりばりと、ノートを引きちぎって粉々にして。
やった~!爽快
まだ、身体のまんなか、おへその奥の辺りにごわごわとした違和感があるので、出そうと思えばお恨み帳に書けることもまだあるかもしれないけれど、それでも身体もお腹も軽くなったここち。
ちょうど、週末は田植えに出かける。だから、あとは、おひさまの下で。行進でもするみたいにリズムにのってお散歩すれば、きっとこの「ごわごわ」も溶けていくだろう。
だって、あれほど。たっぷりと、どろどろをお恨み帳に吐き出しておいたのだから。
きれいになったエアコンから出て来る風をたのしみに。
おひさまの下で、汗かきながらの田植えをたのしみに。
わたしは、ご機嫌をもう一段階すすめる。
***
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