それのことも知っているし、使ったこともあるけれど。何のためにそれを使うかに気づいたら、なんだ他のものにも使えるじゃないかと、思ったより簡単だった。(なのに、思い出すまで、ずっと困っていた)おはなし。
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先日、facebookで叫んでみた。
色止め剤を使ったら、色落ちがほぼ止まった。
洗濯に不安があって履くのにためらいがあったけど、これで洗濯の不安は消えた!今年の夏は、カラフルに過ごせそう
カラフルなエスニックスカートと色落ち
とてもカラフルなスカートにひとめぼれをした。エスニックな洋服を取り扱うお店で、たまたまみかけて購入したのだけれど、そういった場所で買う洋服は色うつりすることが多い印象を持っているから、持ち帰ってすぐに色うつりをしないか、確認した。
そうしたら、残念。水にぬれたスカートからは、ぽたぽたと絵の具のような水が落ちてくる。
バケツいっぱいに溜めた水のなかに、スカートをつけて軽く押し洗いしてみたら、出るわ出るわ。
絵の具を溶かしたような水の色になる。
慌てて、バケツの外に出す。色移りをチェックしようと白いふきんを、バケツの中に残った絵の具のような水に入れてみたら、紫色に染まった……
雨が降ったら、このスカート。満員の電車で隣の人の服を染める自信あり!
ついでに、わたしの足元もこのスカート色に染めてくれそう。
(洗ううちにスカートの色も、心なしか褪せてきたように思えてきた)
色落ち・色移りを止めるには?
そこで、この色移り(色落ち?)を押さえる方法を検索してみる。
「インド綿 色落ち 止める」で検索すると、塩や酢を使うと色が止まるといった内容はみつかる。でも、そのやり方ではうまく色が止まったことがなかったわたしは、別の方法を探したいの!
でも、ふと目にしたタイダイ(しばり染め)の布の画像を見た時に、染色の工程を思い出し、ぴんと来た。
「色止め剤を使ってみよう」
色止め剤は、これまでに染色の工程の中で何度か使ったことがある。色止め剤がうまく効いていないと、せっかく染めた布の色が落ちていく。その性質を利用して、染め上がった色を水で洗って好みの色にしてから色止めをするという場面もあった。
だから、たぶん。既製品の洋服にも色止め剤を使えば、色が止められるはず。
さっそくネットで色止め剤を注文。500円ほど。
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色止剤 液状 ミカノール 50cc 綿 麻 レーヨンの色止め用 桂屋ファイングッズ(Katsuraya fine goods)
使うのはキャップ一杯くらいだから、まだ他のものを色止めしたくなっても使える。
*色止めの工程*
(嬉しくなったので色止め工程を記録しておきます)
今回、使った色止め剤は、ミカノール。
大きめのゴミ袋を洗面台に置いて、中にぬるま湯を2リットルほど入れ、色止め剤をキャップに一杯。
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そこに、色移りの激しそうなスカートを乾いたまま、たたんでドボン。
↓
ゴミ袋の口をしばってスカート全体を色止め剤入りのぬるま湯で浸るように、袋ごと軽く押す
(浅漬け作ってるみたいな感じ)
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1時間ほど、放置して。
色止めの入った袋からスカートを出して、軽くしぼる。
溜めたきれいな水で水洗いし、色止め剤を落とす。
↓
脱水して、裏返しにして干す。
完成。
そして。ごきげんな夏を迎える予定
やったー!色落ち止まった!!
雨が来ても周りに色移りしなくなった(と思う)!
このスカートだけを別洗いしたほうがいいとは思うけれど、それでも。絵の具を溶かしたような水の色から、ほんのり色水になったなら、安心して洗えるから、安心してこのスカートを履けそう。
これを履いてどこに行こうか? たくさんたのしいことしよう!
ひとめぼれしたくらい、大好きなスカートをはいて、この夏もごきげん続く。
「何のために?」を思い出す
色止め剤のことも知っているし、使ったこともあるけれど、そのやり方しかないと思っていたら、別の使い方を思い出せない。
「染まっている布の、色を止める」という内容は同じなのに、頑なに「布を染めるときにつかうもの」だと思い込んでいたから、「色を止めるときにつかう」と思い出せなかった。
布を染料で染めたその後で、色止め剤を使ったことはあったのに、既製品の洋服に色止め剤を使う発想がなかった。
何のためにそれ(色止め剤)を使うかに気づいたら、なんだ他のものにも使えるじゃないかと、思ったより簡単だった。
なのに、「何のために、どうして使っていたか」を思い出すまで、ずっと困っていた。
この「何のために」の視点。一生懸命になればなるほど、抜け落ちやすくなると感じている。
何のために、それをする?
どうして、そうしたい?
だから、行き詰まったような気分がしたら、
自分が「何のために、それをするのか」「どうして、そうしたいと願ったのか」を、思い出してみると、道の続きに戻れる。すっと、ものことが動き始まる。
「何のために」を再確認して/思い出し、
より自分らしい形で、ごきげんを生きる。
……ということで。
個人セッションや遠足企画などでは、カラフルなスカートはいて、お目にかかるかと思います。
ああ、あれね。とにんまりしていただけたなら、嬉し。
お告げ師でカウンセラー 田村洋子でした。
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