寂しさ本と根本さんが呼んでいた本が、先日発売された。
タイトルは「寂しさ」や「孤独感」を癒すと書いてある。でも、癒したその先の姿のところまで歩いていくのを手伝ってくれる内容だった。
寂しさは、いろんな行動のねっこにありそう
「今、寂しさ本を書いています」と、はなしを聞いていて。でも今のわたしには関係ないやと思ってきた。寂しさも居場所のなさ(孤独感)も、もうかなりやわらいで、自分ごととしては癒してきていると感じてきてたから。
それなのに。この本「ふと感じる寂しさ、孤独感を癒す本」の発売に合わせて、根本さんの書かれたブログを読んで、ぐえっとのどがつぶれたような音がした。
「例えば、こんな傾向はないでしょうか」とのチェック内容のなかに、あてはまる自分がいたから。
「こんな傾向ないでしょうか?」
例えば、こんな傾向はないでしょうか?
□ 何かと忙しく動いていて、落ち着いて過ごす時間があまりない。
5/12発売!「ふと感じる寂しさ、孤独感を癒す本」(清流出版)。根本裕幸オフィシャルブログより
□ スケジュールが入っていると安心する。真っ白な予定表を見ると不安になる。
□ 何か目標に向けて頑張っていないと落ち着かない。
□ 気が付けばSNSのアプリを開いて、友達とやり取りをしている。
□ 一人でぼーっと過ごすのが苦手で、いつも何かしている。
□ ハードワーカーの傾向がある。
□ 甘いものやお酒などが日常生活には欠かせない。
□ 一人暮らしに慣れてしまって、だれかと一緒に過ごす日常が想像できない。
□ 一人になるのが怖くて、実家を離れられない。
□ いつも刺激を求めている自分がいる。
□ 人と親密になることに抵抗がある。
□ 自分のことをわかってくれる人なんて誰もいないと思っている。
□ 人に自分のことを話すのが苦手だ。
□ 恋人も友達もいるけれど、少し距離のある関係の方が安心する。
(「はじめに」より抜粋)
思わずのどから、ぐえっと音が出たチェック内容の一覧を引用してみた。
この一覧の中に、今のわたしは3~4個、あてはまるものが在る。
5年前、10年前のわたしだったら、少なくとも10個はあてはまっていた。
10年、5年と、時間をかけて自分を癒して、ようよう3~4個に減って来たということか。
わたし、よくがんばったな。
今は依然と比べて、うんと生きるのがお気楽になっている。不必要に自分を責めることも減り、落ち込みはするけれど立ち直りも早くなった。相談できる友人を数人思い浮かべることができる。
そう考えたなら、10年前は今よりも「寂しい」気持ちが大きくて、孤独感が強かったのだなと思い出した。
「寂しさ本」がやってきた
さっそくWEBで本を注文した……そうしたら発売の翌日、注文していたものとは別口で、手元に著者サイン入りの寂しさ本が届いた。
寂しさ本が2冊になった。自分が購入したサインのない本は、そのまま、個人セッションに来てくださっているお客さまへのプレゼントになった(読んだ感想、次のときに聞かせてくださいね)。
「自分とつながる」考
「じぶんを生きる」ための方向を示す感覚がわいてくるには、「自分とつながる」ことが必要だと思っている。
じぶんを生きると、じぶんが宇宙や世界の一部であるとの実感が強くなってゆく。ふわふわとした温度と、すうっと澄み渡ったような祈りの感覚が、自分の肉体の内に近づいて、より大きなエネルギーの中を過ごせる。
今のように「自分をつながる」ことを、ひとつひとつ数えるようにして、暮らしの中で意識していくとよりじぶんを生きられる。
だから、「自分とつながる」と書かれてあったことは、何か見えない大きなものから手書きのサインをとおして、「がんばれ」と応援してもらえたような気がして、わたしは嬉しかった。
寂しさ本を読みながら考えた
本を読みながら、いつもはノートに手書きでメモを取るのだけれど、今回はTwitterにメモしてみた。
親密感の恐れの材料がわかった
人とはつかず離れず。遠めの距離を心地よく感じるのは親密感のおそれ。
— 田村洋子_心理カウンセラー (@yoko_vivere) May 19, 2021
親密感の恐れ=居場所のなさ+わかってもらえないという不信感。らしい。
怖くて人と近づけない、友達なんて無理と思ってた時は確かに、さびしかった。#ふと感じる寂しさ孤独感を癒す本#読書メモ #読書中
5年、10年前のわたしは人がとにかく怖かった。今でも人を怖いと思っているけれど、その比ではないくらい怖くて人と近づけない。そして、仲良くなれたとしても、より仲良くなろうとすると突然、怖くなる。
その頃・その時は確かに、さびしかった。自分を責めるときも出て、しんどい思いもした。
親密になることを、どうも怖がっている節があるわたしは、確実に、心のドーナツ化現象を起こしている。
今も、人と仲良くなって、その心の距離が近づいていくと「もう無理」。突然、逃げたくなることもある。これが、親密感の恐れ。
でも、親密感の恐れを持っていて、逃げたくなるわたしがいると知っていれば、ゆっくりじっくり。深呼吸しながら、より仲良くを目指すなり、頻度を調整するなりして、仲良くいるやり方を探って行ける。
自己理解が進んできているから、手は打てる。
感謝は、祈りだと実感
モノコトの理解が、ぽこんと肚の内におさまって腑に落ちる瞬間がある。
ぞくっと背中を這い上がってくるものと天から湧いて出たような感覚が、身体の中で出会ってきゅっとあるべき場所にはまったような感覚がでる瞬間。
今回、本を読んでいてそうなった。
それは「ありがとう」と感謝の気持ちについて考えた時。
「ありがとう」と誰に伝えようか?
— 田村洋子_心理カウンセラー (@yoko_vivere) May 19, 2021
何について「ありがとう」と言おうか?
考えはじめると意識は、自分の内の時間や心とつながる。他の誰かとのつながりも思い出す。そこにあった愛とつながり、ぽわりとあったかに身体ゆるむ。
…その感覚を思い出した。#ふと感じる寂しさ孤独感を癒す本#読書メモ
感謝の気持ちの行く先と、感謝の気持ちの出て来る場所とを感じながら、じっと時間が過ぎていくとき。身体の温度がぽわりとあたたかくなり、力が抜けたと感じるときが来る。
その感覚が、祈りの感覚と重なった。
祈りを向ける先は天であっても、誰かであっても、世界であってもよくて。
ただ、「ん」と祈るとき。
つながった。届いた。思いを遂げた。といった感覚を味わった、あのときの身体のようすが、とても「感謝」に似ていると気づいた。
感謝は祈りである。
このことはまたあとで。じっくりと感覚を追いかけて、言葉にしたいと考えている。
身体の自分も、心の自分も。意識して大切にする
自分を大切にする。
これは、日常でなんとはなしにやってみていると思っている。
でも、
「わたしは、わたしを大切に扱う」と意識して、行動しているか。
……意識をしてまでは、できていない(かもしれない)。
寂しさ本の中では「自己充足を得る」として、第5章の中で具体的にあげられてあった。いくつも、わかりやすく書いてあったので、それを自分の様子にあわせて取り組んでみたら、取り組みやすいと思われる。
でね?
そのやり方を読んでいて、わかったの。
自分で、自分の身体を大切にする。心地よくいられるよう気を配る。わたしがわたしを笑顔にする(心を感情を大切に取り扱う)。それが自己充足。
— 田村洋子_心理カウンセラー (@yoko_vivere) May 19, 2021
「自分を大切にする」と意識しながら習慣に取組む。
…ふと湧いてきた内なる声や直感の声も聞いてあげたい。#ふと感じる寂しさ孤独感を癒す本#読書メモ
「自己充足」は、自分の身体も心も。どちらも大切に取り扱うということ。
身体だけでもなく、心だけでもない。
ほんと、どちらも。
心の様子は、思考におおわれることもあって、そのままには受け止めづらいこともある。
だから、心のはじまりになる身体感覚を大切に扱えば、結果として心も大切に扱える。
心だけ。身体だけ。ではなくて、心と身体の複合体な感じ。
心も体も、どちらもがあると意識して、自分を大切に取り扱う。
わたしは、わたしを大切にする。
そして、自分とつながる。じぶんを生きる。
(と覚えておく)
寂しいときから、その先の未来まで伴走してくれそうな本!
Twitterの中にメモして、わたしが「わかった!」とたのしんだものは、もしかしたら、マニアックだったり、著者さんの意図からは離れたものかもしれない。
だから、カウンセラー的な目線に戻って「寂しさ本」を紹介するなら、このツイートに集約される。
自己成長にお役立ちなワークが盛りだくさんな本😍「寂しさ」を癒すだけの本ではない。罪悪感とのつきあい、自己肯定感のあげ方、ライフワークに向かう姿の支え方など、いろいろと使える内容書いてあった。お気に入りのワークみつけるのもたのし。#ふと感じる寂しさ孤独感を癒す本#根本裕幸 著
— 田村洋子_心理カウンセラー (@yoko_vivere) May 19, 2021
この「寂しさ本」は、自己成長にお役立ち。
寂しさの底にいるときから、自分を受け止めて自分とつながり、ライフワーク(しあわせ)を生きるときまで。
具体的な取り組みを、事例やワークをとおして、教えてくれる本。
寂しい時から、その先の未来まで伴走してくれそうな本でした。
読んだ本の情報
「ふと感じる寂しさ、孤独感を癒す本」
著者は心理カウンセラーの根本裕幸氏
そして。
寂しさ・孤独感を癒すためのワークショップが企画されているそうな。
⇒開催決定!
東京/オンライン:6/27(日)14:00-17:00 つながりと自己充足で寂しさと孤独感を癒す3時間ワークショップ(1週間アーカイブ視聴可)
ワーク盛りだくさんになるらしく、わたしは今から楽しみなのです。
それでは、またね。
カウンセラーでお告げ師 田村洋子でした。
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