偶然に目に留まるものは、心の奥から届く言葉。(おみくじに思うこと)

なにごとも、偶然に見えて、偶然ではないのではと思っている、わたし。
特に、おみくじをひいて見るのは、いつも、どきどきわくわく。

何度も同じ言葉を目にする理由は?

気づくと何度も、同じ言葉を目にしている。

そんなときはありませんか?

それは、その言葉を心の奥深くで気にしているから。目がそのばに吸い寄せられて「言葉」が目に留まるのだと思っている。

例えば。大通りを通り過ぎていく車たちを思い浮かべてみよう。あなたが大通り脇にある歩道を歩いているときに、どれだけ大通りを通っていく車たちをしっかりと見ているだろうか。 車の色や形、車種などを、覚えていますか?

たぶん、覚えている人はほとんどいないと思う。それは、その車の色や形、車種などを覚える気がないから、通っている車たちは動いている景色の一部として、記憶の向こうへ流されてしまう。

けれど、お気に入りの車や自分が乗っているのと同じ車が通ったら、お?っと目に留まるかもしれない。

目に留まるのは、自分が気にしている要素が少しでも重なり、目が吸い寄せられたから。
目が吸い寄せられると、そのことは心に残り、記憶にとどまる。

気にしているから、目に留まる

街の中を歩いていても。本屋の中でも。スマホでSNSをふと開いたその時でも。

「偶然」とある言葉が目に入ることがある。
何度も繰り返して同じ言葉が目に留まることもある。

それは「偶然」に見えて、偶然ではなく。
自分の心の奥底から届けられるメッセージをもった言葉なのではないか。

言葉を直接には発することができない心の奥が、
「あなたはこのことを気にしているんだよ。言葉にしてみたから、頭でも気づいてね」と。

「もっと、そのことを考えて欲しい。気づいて欲しい」と、自分に向けて伝えてきているメッセージなのかもしれない。

わたしが、おみくじを好きな理由

さて。そこで「おみくじ」のはなし。

わたしは「おみくじ」をひくのが、好きだ。ついつい、ひいてしまう。

それは、おみくじに書いてある「大吉」とか「吉」といった運勢もおもしろいのだけれど、書かれてある和歌や言葉を読むのが好きだから。
おみくじの内容を熟読したり、言葉を分解して遊ぶのがお気に入り。

そして、その言葉たちを。【現実を暮らしている自分のためのヒント】をもったメッセージとして読み解く。

そうやって読み解いたおみくじからのメッセージは、自分目線とも違う感覚があるし、そうやって読み解いた【おみくじからのメッセージ】は、自分目線とも違う感覚があって、不思議と頭に残ってくる。

自分が何を気にしているか、気づくから好き

「おみくじ」の言葉は、誰からもたらされたものでもなく(しいて言うなら、ひいた場所にいた神様かもしれないけれど)、偶然、手元にやって来たものだから。
言葉を面白がりながら、暮らしの中で確認する意欲が出やすい気がしている。

今度は、どんなおみくじが出て来るかな~

猫にみられながらひいた先日のおみくじは、なかなかの破壊力であった。
(厳しく見える言葉「方法や道筋を変えてみたら」とか「手が届かない」とか書いてあった)

「方法や道筋を変えてみたら」ってことは、今のやり方じゃない方法や道筋について、ちょっと考えてみるチャンスを得たってこと。

今のやり方や方法、道筋に執着し過ぎてて、これしかないんだ!と思いすぎていないかな。
自分自身に確認してみる。
その結果。このままでいくのか、他の方法などを探してみるのか。他の方法などを選ぶのか。
自分の行方を選び直すのも、あり。

とまあ、そんな風にして、おみくじを考えるヒントに使ってる。

破壊力のあるおみくじだと感じられたけれども、「慌てず落ち着いて」とか「注意が必要」とも書いてあって、励ますのも忘れてない。どこか人間っぽいメッセージがあるように読み取って、面白く思う。

そんなふうに、おみくじに何が書かれてあっても、そのメッセージをたのしんでいる。

ふと目にとまるものを、変化のきっかけに

目に留まる。記憶に残る。
それは、自分の心のどこかで自分自身が気にしているってこと。

そう思って、目に入る言葉を見直してみれば、また新たな視点が手に入る。思わぬヒントが隠れてる。

そして、これは「おみくじ」だけのはなしではなく、現実世界で目にするすべてのものに言える。

わたし達は、自分が意識を向けている方向へ、自然と視線を向ける習性をもっている。
そして、その景色が心に残っていくことになる。

「なぜ、これが気になったんだろう?」
「どうして、何度も目にするんだろう?」

ちょっと立ち止まって考えてみたら、無意識に抱えていた思いが、ふと表に出てくるかもしれない。

もしかしたら、その気になる言葉の中には、今のあなたにとって本当に大切な“何か”が、隠れているのかも?と思ったら、考えてみるのもおもしろくなる。

そして、それはもしかすると、あなた自身が「変わりたい」と思ってるからなのかもしれない。

日常の中に散らばっている「自分から自分へのメッセージ」に、気づけますように。

それでは、またね。
お告げ師でカウンセラー 田村洋子でした。

……そしてご案内。

「なぜ、これが気になったんだろう?」

そんな視点をもって眺めてみると、無意識に抱えていた思いや、変わりはじめている気持ちを自覚できることも多いです。

もし、そうした感覚を少し丁寧に見つめ直してみたくなったら、
個人セッションもひとつの場として、お使いくださいね。

日常に散らばる、小さな違和感を変化や開花のきっかけに使う。
そのお手伝いができたらうれしいです。

>> 個人セッションのご案内
https://tamurayoko.jp/archives/3640

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