家でつくらないと食べられないものがある。
それが、豆だらけの豆ごはん。使う豆は「ぶんど」。
豆だらけの豆ごはんが好き
春になると、食べるのが追い付かなくなるくらいの豆がつぎつぎと実る。種類もたくさん。スナップえんどう、さやえんどう、グリーンピース、そら豆。そして、ぶんど豆。
食べきれない分は冷凍保存もするのだけれど、できればそのまま、すぐに何か調理したい。
スナップえんどうは、ゆでたまま。何もつけなくて、おいしい。
さやえんどうは、軽く炒めてたまごとじ。油あげと一緒に、みそ汁にいれるのもいい。
グリーンピースは、新玉ねぎと一緒に和風だしで炊く。
でも、一番、わたしが食べたいと思うのは豆ごはん。
さやから取り出して食べる豆たちは、豆ごはんにするのが特別に好き。グリーンピースも、そら豆も、ぶんど豆も。全部、豆ごはんがおいしい食べ方だと思ってる。
豆だらけの豆ごはん、作り方
豆がしっかり、ほくっとわかるくらいの炊きあがりが好きだから、今回の分量はいつもどおりの水加減。
豆が軽くつぶれるくらいのやわらかな炊きあがりがいいときは、米1合+豆1合の水加減は2.3合くらい(2合と3合の目盛りを3等分したあたりまで)で炊くのが好み。
※炊飯器の種類や、豆の鮮度(水分量)によっても水加減は変わってくる。お好みをみつけるまで、試してみたい。
豆でおおわれた表面
炊きあがりは豆のいいかおり
このとき使ったぶんど豆は、しっかりと黄色くなるまで熟れた豆を使っている。みどり色した、若いぶんど豆だけで炊くときは、水加減は少し減らす(豆の水分で柔らかくなりすぎるから)
米:豆が1:1のまめごはん。
yokoのFaceBook投稿;2019-6-4
家でないとなかなか食べられないもの。
ごちそうだ~✨
美味しく、いただきました❤️
ぶんど豆は松山市の地元野菜か
ぶんど豆は、ブンド、ブンドウ、ブンドウ豆、ブンド豆。いろいろな呼び方があるけれど、うちでは「ブンド」と呼んでいた。
ぶんど豆は、グリーンピースのことだといわれるけれど、わたしの知るぶんど豆はブンドである。グリーンピースではない。 地元を離れた親類から「今年もブンドがあるなら送ってほしい」と頼まれるくらいだから、店先にならぶ豆ではないようだ。
青っぽい豆のかおりがあるグリーンピースにくらべて、甘い香りがするブンド。
さやからとりだした豆の表皮はやわらかく、中がほくっとしている。そのまま、あんこにできそうな感じの豆。
ぶんど(文豆、文土)
ブンドが地元の店先に並ぶときや種を取った時には「文豆」または「文土」と書く。 どうして、その字を当てるのか、知らない。
グリーンピースでもないなら、ブンドの豆はなんという名前の豆なんだろう?
気になってたので、この機会に調べてみた。
ネットでしらべてみた
ブンドはグリーンピースではなくブンドなんだな。食べると、確実に味が違う。別の種類の豆。
同じように考えて、グリーンピースとブンド(文豆)の違いを調べた人はやっぱりいた!
両方をならべて撮影した写真が、その方のブログ記事のなかにあった。
(2020.5月:ブログサービスの終了によって、書かれてあったブログ記事がもうみつからない。残念)
あっちこっち調べてるうちに、文豆は、もしかしたらうすいのコトかも知れん…と思うようになった。
グリーンピースと文豆(生物学)←某さんのYahooブログ記事タイトル
途中で調べるのは止まったみたい。
わたしも紀州うすいは、話にしか聞いたことがない。食べたことも、見たこともないから。同じものであるのか、確証がない。
他にも「ぶんどは緑豆のことである」という記載も見つけた。けれど、「緑豆」としてスーパーで売られている豆は、形が全く違うからブンドではないはず。
毎年つくっているから、知っているかも。母にきいてみた。
種やさんで種を買うとき、種の品種名の説明が袋に書かれてある。それを読めば、ブンドがどんな豆なのかわかるかも、と母にきいてみた。
「季節になったら、種やさんに「文豆」とかかれた封筒がならんで、そこに種が入っている」
種を買うときのおはなしはヒントにならず、結局、ブンドが植物学的に何豆なのかはわからずじまい。どうしても。気になるので。来年の種が出てくるころに、もう少し植物学的に?調べてみたいと思う。
わからないけど、おいしい「ぶんどごはん」
そういえば、京野菜とか鎌倉野菜とか。独自の地域ブランド持った野菜もいろいろあるな。
あの野菜たちも、植物学的に見ればなにかの亜種だったりするのだろうか。それとも、種は同じだけれど、育ちの違いで名前がつくだけなのだろうか。
これで、追跡いったん終了。 わからないことだらけだった。
けれど、これだけはわかってる。
「ぶんど豆ごはんはおいしかった」