うつ病を血液検査で診断することが、一般化していくらしい。
うつ病の診断を受けるのは、うつ病に対して適切な治療を受けるため。適切な治療は、治療を受ける本人が病気を理解して、お医者さんや家族などともチームになってすすむことが必要になっていく。
治療を受け始めたころ、うつ病が治るまで自分に何が起きるのかがとても不安だった。
その不安を軽くできるかもしれないのが、「うつ病治療のロードマップ」。うつ治療を受けている時の不安をすこし和らげてくれるかもしれない。
→ロードマップは「うつ病は血液検査で診断」の時代が来る(外部リンク)で見てください。
血液検査の結果などとその他のようすをみるために作られた図だけれど、治療のステップのうつりかわりを見るための図としてもわかりやすい図になっている。
とくに「本人の気持ち」「仕事・家事」と「治療」の関係。うつの重い状態であるステップ1のうちは薬を飲むことが中心だった治療も、ステップが回復に向かううちに心理療法へと重心がうつっていく。
うつ病やうつ症状で薬を飲み始めたら、はじめは休む(ステップ1)。気力や体力の限界にまで来ていることも多いだろうから、とにかく休む。
休んで少し気力が動くようになり、何かできるかなと思えるようになったころ、歩くこと(リズム運動)で体内のホルモンなどを整えていく(ステップ2)。
気分的にもっと、やれる気がしてきたころから少しずつ、心理療法を取り入れて自分の思考の癖をほぐしていく。
うつ病治療のロードマップに書いてある、うつ病になってからの期間はあくまで目安にすぎない。それぞれのおかれた状態や環境でも、治療の方針によっても異なってくる。治るまでの期間は違っていても、治そうと自分が取り組み続ける限り、うつ病は治る。日常に戻るときがくる。うつ病で休む直前のような無茶な日常ではなく、自分のかたちにより沿う日常に戻るときが来る。
自律神経失調症からの回復も、まずは休んで体力気力の回復を待つあたり、うつ病治療のロードマップに似ている(血液検査の濃度は違うだろうけれど)。私の体感では、ステップ3かステップ4の「仕事や家事はできそう。たまにしんどいけど」といったあたりからはじまるように思える。
自律神経失調症からの回復も、そろそろ歩いてみようかなと自分から思えるようになったなら、少しずつ歩き始め、必要に応じて心理療法を組み合わせる感じ。
日常に戻るときまで、今の自分の様子にあったやり方で。じわりじわりと。その時の自分にできることをやっていく。
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書籍情報
「うつ病は「田んぼ理論」で治る 心療内科医が見つけた、一番確かな治療法 」 川村 則行


