「おおきくなったら、怪獣になる」と声が聞こえてきた。……なぜ?
駅に向かう途中にあるからか、通学路沿いだからなのか。朝は小学生さんたちの、たのしそうな声が聞こえる。がやがや、わいわい。合間に、カタカタとランドセルの音。
「怪獣になったら、公園でたくさん、やっつけられてあげるよ。たのしいよ」
どうやら、今日の帰りに公園で何して遊ぶかの話が、わたしの耳に飛び込んできたみたい。
怪獣になりたい彼のあたまのなかは、どうやって小さい友人たちと遊ぶかでいっぱいだったんだね(かわいい)。
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実際にどうなるか。何ができるか。難しいことはほおっておいて、今そのときの感覚で話をしている。小学生さんは、わたしにとっての「先生」。
大人になったからか、つい。現実でできることだけを、頭に思い浮かべがち。現実的でないことは、頭に思い浮かべることすらしなくなる。
頭に思い浮かべることは、自分だけのものだから。思い浮かべてみればいい。思うことすら、閉じこめてしまったら「わたし」が見えづらくなる。今、そのときの思いつきも大切にしよう。思うだけなら、自由だ!
たくさんの可能性含んだままで、行動を思ってみる。たくさん、おもって。今の私がどうしたいかを知ってから、行動の選択肢を選んでいく。
もっと、なんでもありでいいんだね。
わたしも。世間とか常識とか、枠とか。もう一度、取っ払ってみよう。
朝から頭が小難しいのは、今日、ご相談の方との時間を控えているから。私が深刻になり過ぎてどうする。めいっぱい、お話を聞いていこう。
今日も、よろしくお願いします。お話しすることで、心のなかをご自分でみつけられますように。軽くいられますように。
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我慢しがちな人は、都合よすぎるくらいのこと考えたのでちょうどいい。