もうすぐ今月も終わるという日に。毎月、今月の「ありがとう」を数えてみる。
「ありがとう」を数えるとは?
自分が誰かに伝えた「ありがとう」や伝え損ねた「ありがとう」。今日、振り返って思い出した「ありがとう」。
自分が誰かから伝えてもらった「ありがとう」。この世界が自分に向けてくれてる想いへの「ありがとう」。
人やもの、周りの世界。心の動いたすべてのものに「ありがとう」を思い出していく。
ひとつずつ。
指をさしながら数えていくようにして「ありがとう」を思い出していく。
今月もいろんなことがあったね。
あの方々にありがとうと伝えたい、この方からありがとうと言ってもらった。
「ありがとう」を思い思われた場面をひとつずつ思い起こして、今月の「ありがとう」を数える。
「ありがとう」を数えていくと、自分がひとりではないよとわかる。世界のなかに含まれている自分であって、わたしはわたし、なのだけれど、それでもみんなのなかにいるわたしだとわかる。
「ありがとう」があったとわかれば、自分の存在が誰にも変わることのないじぶんであると実感できる、自覚できる。
*
自分自身の身体と心にも「ありがとう」と伝えておこうか。
自分で自分を抱きしめて、目を閉じて。声に出して伝えてみるの。
「今月のわたしにも、ありがとう」
そうすると、身体が喜ぶのがわかる人もあるとおもう。胸の奥がじんわりあったかくなったり、ふわっと軽い感じになったり。頭が浮いたように思うといってくれた人もあったな。
身体の変化を自分で感じられても、感じられなくても。
「ありがとう」と声に出したことばは、自分ののどを震わせて、口からことばの音となって自分の耳に届く。それだけの手間暇を、じぶんのためにかけたという実体験がうまれる。
そうすると、自分自身がじぶんのために。時間を使って音を届けた実績が心の土台のうえにのこる。
「ありがとう」を再確認し、自分で自分のための時間を持った実績は、自分の土台をしなやかに支えてくれる。
しなやかなじぶんの、そのうえに。また次の朝から、あたらしくはじめてゆける。
丸くあったかで、軽い感覚のまま、未来と今を重ねてゆける。
「ありがとう」を数え、感覚をかろやかに保つと来月もごきげん。
カレンダーを1枚めくったら、ことし最後の1枚、12月がみえた。来年の気配が日常のなかへじんわりとにじみはじめる。
今月も、ありがとうございました。また来月からも、よろしくおねがいします。
田村洋子でした。
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