潜在意識でつながる。こころの奥でつながる感じ

同じ場を、ひととき、共にわけあう。

そのとき、人はこころの奥の向こう側でやんわりと、つながる。

昨日5/29の昼間、東京の空にブルーインパルスが飛んだ。

医療従事者のみなさまに「ありがとう」と感謝の気持ちを込めて。白いスモークで空に線を書きながら、東京の空を飛んで行った。

「飛行機が飛んできたよ」と子どもの声がする。

その声につられたように、下を向いて歩いていた人たちも顔をあげた。足を止め、空を見あげた。

「あそこに飛んでる」「ブルーインパルスだ」「どこ?」

空を見あげて口々に探す言葉が、静かなざわめきになって拡がる。

きゃあきゃあと、歩道の脇に立ち止まる人。空を指さす人。みんな、たのしそう。

わたしは空を見るのも楽しいけれど、周りの人のようすをみるのも楽しかった。

マスクをつけたままの顔のうしろで、大きく口がにんまりと動く。笑い声が聞こえる。子どものはしゃぐ声もする。

外で、空を見あげて笑うなんて、どれほど久しぶりだろう。

飛んで行く飛行機たちが、地上にいた人たちのこころをまとめてくれる。

ふわふわ。ざわざわ。笑顔と驚きが広がって。そこここにある気配たちがつながっていく。そして、ぐるんと大きなひとつになった気がした。

真上になる頃、ようやく撮影を思いついた。

空を見あげていた間、みんな笑顔だった。

あのとき、あの場を。ともに分け合って、笑顔が重なる。

ひとりだけの笑顔より、あの場に居たたくさんの人たちの笑顔。奇妙な仲間意識がふわっと浮かんできた。

この仲間意識のような感覚が、こころの奥のむこうでつながる感覚かもしれない。

そして「ありがとう」とメッセージをもって飛んで行った飛行機たち。それを見送った後は、自然に意識が感謝へと向かう。感謝の行き先を周りに探し始める

お店に居る人も、歩いている人も。自分の内臓も、細胞も。景色の中にあるみどりも空も……周りにあるこの世界に「ありがとう」とおもった。

日常に見える中で、それぞれに生きてる。その実感が押し寄せて、心臓の奥がたぷたぷとふるえる。きゅうっと息が詰まるような、しあわせな気持ちになった。

空を見あげていた時間は、長かったようで、あっという間。

それなのに、こころの奥底で気配たちがふんわりと重なり合ったときの、しあわせな気持ちはしばらく自分の内に残る。

通り過ぎた跡はクリームの飾りみたい

空には、ほわほわと柔らかな雲のラインが残った。その白いラインは、にじむようにふくらんで。いつのまにか、空の青の中に溶けていった。そして、日常に戻った。

***

自然体のじぶんをどう生きる? 「今」の流れをつかむには??
そのヒントにできそうな内容を月2~3回、レター配信しています

※個人セッションやプログラムの先行案内もレターから
ニュースレターを購読する


>>田村洋子の【セッションを予約】する


▼6/2まで受付中

田村 洋子

”気配は答え。気配は本物。
気配を感じて、じぶんを生きる。”
*自分の才能や可能性を最大限に発揮するためのプログラム提供
●魂振=意識の周波数を上げる実践のマニア*瞑想と呼吸実践が日課

活動理念:
●見えないものを見える形に ◆笑顔ではなうた、おいしいごはん #じぶんを生きる 自然に生きる

follow Me
心のモノコト
笑顔ではなうた
タイトルとURLをコピーしました